売れないエステメニュー作りの背景:5つの共通点と5つの改善法。
今日は。パチコスキー真由美です。
あなたはいつもエステメニューを考えてあれこれ試していませんか?
あなたの考えるメニューにお客様の反応がない。
予約につながらない、なぜなんだろう?
今日はあなたが失敗してしまうメニュー作りをしてしまっているときに起こっている5つの共通点と改善法を記事にしています。
1:作ったメニューを練習してモノにしていない
作ったメニューはある程度練習して以下のことがわかってからメニューに載せるものです。
- かかる時間
- 使う化粧品のコスト
- 結果
私の場合は、顧客のお客様の中で何人かモニターを募集し、声をかけて練習します。
この記事にそのやり方について触れているので参考にしてください。
エステ新メニューばかりやっても売れないのには訳がある:Jack of all trades, master of none.
練習して改善する時のコツ:肌の状態が別な人を何人か選んでそれそれどうなるかなども検証したりすること
頭で想像しただけ、またはセミナーなどに出て付け焼刃で学んで自分のものにしていないものをメニューにする。
そしてそのメニューに対価をいただくと、そこまで練習しておらず、結果が出せないなどになるとお客様をがっかりさせてしまいます。
練習と検証をせず、メニューに加えることばかりやっているのが失敗するメニュー作りの1つの原因です。
幾つかの肌の状態のお客様を選んで検証するという事もやり、質問などがある時に答えられるようにしておきます。
2:3か月など頻繁にメニューを変更している
1のようにほとんど練習もせず、何となくよさそうだからと新メニューに加える。
練習をして経験と検証をして勘をつかんでいないので結果につながらない。
お客様にたいしたことがない施術技術しか持っていないと誤解されてしまう。
結局新メニューが売れ筋メニューにならないので3か月ごとなどにメニューを切り替える。
この負のスパイラルに陥っていたら、もうお客様にこのエステティシャンはいったいどの施術が得意なのか?と疑われ、信頼されなくなっていきます。
レストランで3か月ごとにメニューが変わり、定番がないレストランはたいして良くないレストランだなと思われるのと同じです。
定番のメニュー(得意メニュー)が3つあるだけで売り上げを伸ばすことができます。
改善策:エステ経営においての基礎の土台を作る
3つの売れ筋メニュー作りのこの講座で学ぶのでこの負のスパイラルに入っている人は特に真剣に検討してみてください。
かなり経営が苦しくなっているはずです。
3か月ごとにメニューを変えたりしていることで周りから信頼されなくなっています。
あなたがプロであるのに、そのプロが定番メニューもないのはおかしいからです。
あなたが本当は施術の技術も悪くないのにこれをやっていたら、かなりどん底に来ているはずですね。
3:再予約の仕方がうまくできず、回数券でまわそうとしている
はっきりといいます。
あなたのエステがお客様をうんと言わせる施術であれば、施術が終わった後に必ずこう聞かれるようになります。
「今度はいつ来たらいいですか?」
これで自然に再予約ができ、回数券などで安売りをしてしまわなくてもいつもリピートしてくれるようになります。
ある一定の回数をこなさないと結果が出ない場合は、そのコースのメニュ―作りを回数券でなく、別の形で提供します。
再予約の仕方はこの記事を参考にしてください。
サロン経営は再予約、リピーターで成り立ちます。
サロン予約:予約が埋まるために抑えておきたい5つのポイント。
4:焦ってあれこれ新しいエステ機材を購入してしまう
自分で売れるメニューができていないととても焦り、機材を購入してしまいます。
その何十万、何百万という投資は元が取れるまでに時間がかかるので考えて検討したうえで決定しなければなりません。
しかし、売れないので焦ると機械に頼って新しいメニューを作れば人気が出るのでは?と思って購入してしまうのです。
購入してプラスマイナスゼロになるのにまず購入した金額と同じ売り上げを出さなくてはいけないという事を考えたことがあるでしょうか?
例えば50万円の機材を購入した。
あなたのエステは安めで60分5000円に設定している。
それで単純に計算しても、100回の60分フェイシャルをしてようやく50万円の売り上げが出る。
これには使用する化粧品の経費などは要れていません。
100回のフェイシャルをただでするのと同じです。
購入した機材にそれだけの価値はあるか考えて購入しましたか?
機材を買えば何となくお客様が来てくれそうな気がする。。。
そんなぼんやりとした気持ちで購入してしまっていませんか?
これも大きな間違いの一つ。
経営に行き詰まりを感じているサロン経営者にありがちの共通点なのです。
改善策:もしも機材を購入して、あまり利用しないなどの結果であれば同業者に中古品として売却する
自分ではもう使わない、眠っている機材。
思い切って断捨離し、同業者に中古品として売却しましょう。
購入して間もなく、そんなに使っておらず、新品同然であれば特に需要はあるでしょう。
この時にあまりケチケチしないこと。半分以下の値段になったとしても、持っていないほうがましです。
中古品を扱うサイトなどがあればそれでどれくらいの値段で販売されているのかきちんと下調べをして上手に売却しましょう。
その売却したお金で別のことに投資が出来たり、ビジネスでのローンを払ったりでき、すっきりしますよ。
この次からは機材が本当に必要かよく考えて購入するという癖を付けてください。
自分がこのような状態でこんな機材を購入しようと思っている。
あなたがどうしようか迷っていたら、私が単発コンサルで的確な判断をすることができます。
焦りで冷静に考えられない時も利用できるいいツールですので利用してください。
5:素人の意見にいちいち左右されてしまう
キチンと安定した経営ができていない経営者は誰の意見でも鵜呑みにしがちです。
素人(友人)などの意見にいちいち左右されてしまう人は、残念ながら経営者としての自覚がない方。
プロはプロにアドバイスを請うべきです。
自分軸がない人はビジネスにも軸がないことが多いので本当に残念です。
それではいつまでたっても川の流れに身を任せている落ち葉のよう。
自分で舵をとってカヌーを流れに乗りながらこぐのが経営者です。
自分軸を持ってサロン経営をしましょう。
最後に
新メニューばかり作っている。
人気メニューがない。
焦って高額な機材を買ってしまって後悔している。
再予約が入らないので誰の意見でもうのみにしてあなたのサロンの哲学が見えない。
そんな人はこの5つの共通点に当てはまっているところが沢山あるのではないでしょうか?
何にでも共通点はあり、この5つのことは売れないメニューを作る人にありがちな傾向です。
売れないメニューとは、再予約も入らず、継続が難しくなるばかりの経営をしているという事。
この5つの点をきちんと考え、アドバイスが欲しいのであれば対応策をきちんと経営ができている同業者の人を探すことです。
かなり苦しい状態でしょうが、挽回することができる可能性もまだまだありますよ。
経営は生き物ですから順応できる人だけが生き残るのが起業家の現実世界なのです。