エステティシャン心構えとは?元エステティックスクール講師が教えます。
こんにちは。パチコスキー真由美です。
エステティシャンの心構えとはどんなものでしょうか?
私はアメリカのスキンケア学校で2年半教鞭をとっていたことがあります。
私が考えるエステティシャンはただ薄っぺらいうわべだけの美を追求している人ではありません。
あなたがもしうわべだけの美を求めているのであれば、この記事はピンと来ないかもしれません。
アメリカでエステサロンを経営しながら以前に卒業した学校の講師としても2年半教鞭をとりました。
私の考え、またアメリカで名門校といわれる学校ではどのような心構えを教えているのかを記事にしています。
1:エステは美容業界である:ある程度の清潔感と身だしなみを整えること
化粧は必要か?
まず、あなたの肌が輝いていること。
自分の肌が広告だと思ってください。
私は化粧はほとんどしません。眉をかいて口紅を付けるくらいです。
若いころには青や赤のマスカラを付けたり、アイシャドー3色使ったり、とてもメイクが好きでした。
日本ではメイクは身だしなみととられているので私のように化粧をしていない顔はみっともないと思うかもしれません。
しかし、年齢を経て化粧はすればするほど化粧をしていないすっぴんの顔とのギャップが大きくなります。
肌が輝いているキャンバスを隠している。
これをやっていると、40代に入るかえって老けて見えるようになるのです。
不自然なメイクはかえって老けて見えるので少しづつナチュラルメイクにかえていく
私が特に不自然に感じる日本人のメイクは
- ファンデーションが首の色と違い、変に白く、ファンデ―ションで影の部分も白く、ワントーン。
- まつ毛などのマスカラが濃すぎてステージメイクかと思うような目元にしている
この2点です。出来ればナチュラルに見えるメイクで健康肌を強調してください。
白く見せたいのであればこの記事の最初の写真で光って見えるところ。
- 額の真中、眉のあいだのところ
- 鼻の筋のところ
- 頬骨で高いところ
- あご
ここに白いファンデーションを塗り、あとはブロンザーのようなパウダーで顔の輪郭をカバーで十分です。
「あなたのような肌になるにはどうしたらいいのですか?」と聞かれるようになりたいですね。
髪の毛
髪の毛は長くてお客様の顔に垂れてしまうようではいけません。
髪をひっつめにしてくくる、後ろで止める、ヘアバンドをするなどして顔から付近に髪の毛が垂れないようにしましょう。
手や指
日本ではほとんどのエステティシャンは使い捨て手袋など使わない人がほとんどでしょう。
特に手が荒れていてガサガサだとマッサージの時などにお客様に不快感を与えます。
また、ネイルアート、マニキュア、指輪をした指でエステをするのはNG。
金属やマニキュアとエステで使っている化粧品の化学反応が起こるかもしれないからです。
また、指を切ってしまった。などあれば使い捨て手袋をして施術すること。
マニキュアやネイルアートなどをしていても、使い捨て手袋を使えば問題はありません。
でも、爪が長いのはマッサージもうまくできず、爪が肌を傷づけるかもしれないので短くしてください。
私はエステの70%以上を手袋をしてやっています。
手袋をした時に変だなと思われないようにお客様には
- 自分の手が荒れているので手袋をしています。
- エステは手を何度も洗うので、手が荒れがちなのです。
こんな風に説明するといいですね。
まだ日本では知られていない知識ですので、アメリカではこうなのですよというといいかもしれません。
アメリカでも主流ではないですが、できるエステティシャンの人が使用頻度が多いような気がします。
制服のようなものを着用する
エステように作られた制服などをオーダーして、施術をするだけでプロっぽくなります。
制服は汚れていないかいつもチェックして洗濯が必要なときは選択して清潔にしておいてください。
私は今は普通のエステの制服より、自分でこれは制服に使えるな。という私のイメージで購入しています。
2:まず、なぜエステを仕事にしたいと思ったのか考えてください
エステ効果が実際にどんなものがあるか知っておく
エステで女性・または男性を美しくしたい。
その陰には人間は見た目が魅力的になると、その人の心理・自信などにもすぐに好転する効果が生まれるからではないでしょうか?
エステの効果にどんなものがあるか知っていますか?
この記事に書いてあることがわかって施術をするのとわかっていないで施術をするだけでもお客様への結果に差が出ます。
3:エステティシャンとしてセラピストと同じレベルになり、結果をだす
一度体験しても結果が出せ、納得していただける施術ができるようになるにはトレンドを追いかけていては遠回りです。
トレンドを追いかけるのは本質がわかっていないからです。
なぜ今の肌の状態になってしまったのか、どうやってバランスを整えて輝く肌を取り戻すのか。
それには
- 他のセラピーも学ぶ
- 食事療法
- 心のヒーリングにつながるエネルギーワーク(スピリチュアルヒーリングと同じようなものです)
など、エステの勉強だけでなく、幅広い勉強も必要になってきます。
勉強すればするほど自分が物事を全く知らなかったのだと呆然とすることが多くなります。
しかし、着実にあなたの施術に対する考え方、また施術の結果をあげるために取り入れるものがレベルアップしていきます。
トレンドを追っているうちは、本質がわかっていないと思ってください。
この記事は日本のエステ界でも今多くの人が考えていることのようです。
トータルビューティーという意味を掘り下げて考えてみましょう。
4:エステサロン開業ならば、エステの自分軸をもつ
特にあなたが自宅サロンやエステサロン開業するのであればもう後には引けません。
しっかりとした自分軸がエステでも必要になります。
私がアメリカでプライベートサロンを経営して8年がたちます。
その背景にあるにはこういう考え方があるからです。
最後に
エステとは薄っぺらい表面だけの美を追求しているわけではありません。
まず、身だしなみなどをプロらしく整えること。
マニキュアやネイルアート、指輪をしているのであれば手にけがをしていなくても使い捨て手袋を付けること。
エステの効果はこんなにあるんですよ!とお客様に胸を張って言えること。
その効果を実感していただけるだけの勉強と練習を続けること。
そして自分軸をもって、自分らしさを出していくことです。
あなたもこれでエステティシャンとしての心構えができますよ。