知っておきたいエステティシャンとしての化粧品かぶれ応急処置
今日は。パチコスキー真由美です。
フェイシャルの時にお客様から肌がひりひりする。
アレルギー反応のようなことを起こした場合、どう対処していいのか知っていますか?
また、販売した化粧品についても同じです。
対処の仕方によってお客様の反応後の態度、信頼などをプラスに向けていけるように。
今日はエステティシャンとして必ず知っておきたい!
フェイシャルの時や化粧品かぶれが起こった時の応急処置について記事にしています。
化粧品かぶれのようなアレルギー反応とは?
化粧品かぶれの症状とは?
代表的なものはこんな感じです。
- 肌が赤くなる
- 肌がほてる
- 肌がはれぼったくなる
- 肌がかゆくなる
- 肌がヒリヒリする
- ぶつぶつなど吹き出物ができる
化粧品かぶれの原因
これは一概には言えないのですが、以下のことが原因になりやすいです。
- 微量でも毎日のように使っていたり、体に蓄積、吸収していると、それが抗原というアレルギー反応を起こすきっかけになる。
- ストレスや睡眠不足などで体の免疫力が低下している。
- 肌の表面にあるアシッドマントルという皮脂と汗が混じったものでできた自然の保湿機能が低下し、肌の表面の保湿機能がなくなることで肌が敏感になっている。
アレルギー反応が全くでないという化粧品は存在しない
オーガニックコスメなど肌に優しく、アレルギー反応が起こらないという印象がありますが、人間の体というのは100人いれば100人皆違います。
アレルギー反応が起こるのが少ないコスメというのはあると思いますが、アレルギー反応が全くでないコスメ、化粧品というのは存在しないのではないかと思います。
卵でもアレルギー反応を出す人はたくさんいるのです。
でも、卵が人間の体に悪いとはなりませんよね?
コスメについても同じことが言えます。
その人の体の免疫力などによって免疫力が付けば半年後に同じ化粧品を使っても全く大丈夫という場合もあるのですよ。
これからエステティシャンとしての対応を書いていきますね。
1:アレルギー、化粧かぶれがおこったらまずそこで施術をやめる
お客様が肌がヒリヒリする。
肌がかゆい、またはむずむずする。
マッサージもしていないのに肌が赤くなっている。
肌が腫れぼったくなっているような感じがする。
ちょっと変な感じがするといわれたら、まず直ちに施術をやめましょう。
それ以上の施術、またマッサージなどはやらないでください。
2:プロは動じない態度でお客様に接し、お客様にこれ以上の不安をあたえないこと
これがまず大切です。
あなたがパニックになっていたら、心配しなくてもいいような症状でもお客様は心配になってしまいます。
落ち着いて、かつ敏速に次のステップを行ってください。
化粧品かぶれ、アレルギー反応の応急処置の仕方
1:冷水などで肌についている化粧品をふき取る
ほてったり、赤みが出ている肌にこれ以上熱を加えるのをやめるので、冷たいものを使います。
肌を蒸しタオルなどで温めないでください。
まず冷たい水で肌についている化粧品をふき取ります。
これ以上悪化させないためです。
2:化粧かぶれを鎮静する3つの方法を応急処置として行う
1:カモミール茶を使う。
カモミール茶は夜寝る前に飲むとリラックスしてよく眠れるといいますよね?
肌に対して鎮静効果があるのです。
カモミール茶を作り、製氷皿に入れて氷にし、常備しておきましょう。
そのカモミールでできた氷を肌の上に滑らせて鎮静させます。
2:ミルクを使う
ミルク、牛乳にも肌を鎮静させる作用があります。
冷たいミルクをたっぶりをコットンに含ませてほてっている部分にあてる。
化粧水パックができるシートのようなものがあれば、顔全体が一度にミルクで鎮静できますね。
ミルクは凍らせるよりも、液体状で使う方がいいようです。
3:アレルギー用の飲み薬を常備しておく。
薬局でアレルギー用の市販の飲み薬を常備しておいてお客様に飲んでもらいます。
普通アンチ・ヒスタミン剤が使われます。
3:アレルギー反応がひどいときはお医者にいってもらうこと
アレルギー反応がひどいと判断したら、必ず皮膚科に行ってもらいましょう。
敏感肌、アトピー、花粉症のお客様には内側からのケアもおすすめすること
よく私は敏感肌なんですというお客様がいますね?
そのお客様、自然治癒力、免疫力が低下しているお客様がほとんどなんです。
副作用もなく整えて肌も丈夫、ニキビ肌も改善できるのは腸内環境を整えることです。
以下のリンク記事を参考にしてみてくださいね。
最後に
アレルギー反応や化粧品かぶれはそうそう起こるものではありません。
しかし、起こった時にプロとして
- 冷静に落ち着いて応急処置の対応をする。
- 応急処置をした次の日、肌がどうであるかなどメッセージを送ったり、電話を入れて確認すること。
- 真摯な姿勢で対応すること。
これを心にしていれば、大きなクレームにつながることはそうそう起こりません。
サロンに応急処置ができる準備もしておいてくださいね。