ブリザード(暴風雪)を乗り越えました。
今日は。パチコスキー真由美です。
このアイキャッチの写真は家から見たドライブウェイ。
郵便受けは私の胸のあたりに来るのですが、郵便受けのところまで雪で埋まっています。
週末にブリザード警報でメリーランド州は州で緊急事態警報が発せられ、みんな食料や3-4日家に閉じ込められる用意をしました。
ブリザードとは?
ブリザードとは、日本語で暴風雪の意味です
ちょうど同じころ、私の故郷九州天草でも暴風雪が降ったようです。
普通の大雪と違い、暴風雪とは文字通り暴風に見舞われ、視界がない状態のこと。
5メートル先も見えないような感じで風が横に吹くので雪が視界をふさぐのです。
こういう時は、本当に出かけないことです。
救助隊の人たちにも迷惑をかけないように、今回はみな自粛して停電もそこまでなかったようです。
事故も今までに比べて少ないようでした。
このような暴風雪などの時にはどんな準備が必要?
- 数日間の食料調達
- 飲み水の確保
- 停電の時のための懐中電灯
- 自動発電機(小さいのでも持っているといないのでは大きな差が出ます)
- ろうそく(メリーランド州は地震地域でないのでろうそくを使います)
- 雪を解かすDE-ICER
5番目の雪や氷をとかすDE-ICERは日本では知られていないかもしれませんね。
あまり使いたくはないのですが、使わないとやっていけない時だけ使います。
道や駐車場にパラパラとまきます。
こんな感じで大きな粒の塩のような感じのものです。
1:洗濯、皿洗いなどは嵐の前に済ませておく
うちは井戸水なので、電力で水がくみ上げられています。
停電になると水も出なくなるのです。
だから料理は自動発電機で後で使える電子レンジでチンできるもの。
今回はスープ類をいくつか作りおきしました。
洗濯・乾燥機・皿洗いなどはできるだけ済ませておきます。
2:飲み水のほかにバケツに生活水も確保
トイレの水などに使うためにもバケツで水も用意していました。
3:大活用!石油ストーブ
停電になっても使え、そして本当に電気ヒーターより家中を温かくしてくれる石油ストーブ。
子供のころに家で使っていましたが、アメリカではそんなに見かけませんでした。
ここ2年の大雪で電気代が半端なかったのと、停電でも使えることを考慮して石油ストーブを購入。
本当にこれ一台で家中が温かくなるのでびっくり!です。
この石油ストーブの名前は 「 将軍 」
なるだけ日本製に近いものを購入したいと思っていて、このネイミングは日本製を装ったまがい物か?
と思ったのですが、日本語の注意書きが英語に訳されていてほっとしました(笑)。
なんにせよ、日本製は品質が違います!
勿論灯油も買いだめしました!
雪かきしてもしても同じ量降ってくる雪と戦う
雪は何時間かおきに雪かきをしないと後で一度に雪かきしようとしても量が多すぎて、手が付けられない状態になってしまいます。
肉体労働です。
こんなだった雪を雪かきしてほっとして次の日になると。。。。。。
あれ?あれだけ雪かきしたのは何だったの?というように同じくらい積もります。
下の写真は次の日の朝の写真。上の写真とあまり変わっていない。。。
私たちの数時間はなんだったのでしょう?
有難いことにようやく雪はやんだので、雪かきあるのみの今日。
人力では無理ですから、近所の人もみんなトラクターで雪かきです。
車の近くや車に積もった雪は人力で雪かきします。
うちの大型犬の琥珀ちゃんが雪かきして作った道を通っていますが、見ての通り、周りの雪のほうが高いですね。
しかし、私たちは暴風雪が来ても負けない!
月曜のお昼から仕事にしているので、明日は何が何でも仕事に戻りたいな。
朝はまだ除雪が普通の道でもできていないでしょうから、お昼くらいからが働ける時間だろうとお客様も予約を変更してもらっています。
頑張って雪かきしました。
車の雪かきにもコツが
ジャーン!ワイパーは凍りつかないように、上にあげておくのがコツです。
トラックの後ろには雪が入っているので、後ろも重くして車が滑りやすいのを防ぐように用意しています。
4輪駆動車なので、大丈夫でしょう。
寒いところでは4輪駆動車を持っていないと動けないですね。
ドライブウェイも雪かきが終わって、除雪作業車も道を雪かきしてくれました!
暴風雪のさなかの写真と比べると、もっとわかりやすいかな?
誰もケガもなく、停電もなく温かく過ごせたので本当にありがたかったです。
日本も暴風雪で大変だったようですね。
今年はこれが初めての大雪。去年は今頃には大雪ばかりでメリーランド州は除雪作業用の予算がそこをついているという状態でした。
今年は雪も遅くて感謝しています!