ソフトワックス脱毛の仕方を準備から施術方法まで写真付きで解説!【完全マニュアル】
今日は。パチコスキー真由美です。
ワックス脱毛。
プロはソフトワックス(またはクリームワックス)とハードワックスを上手に使い分けます。
今日は写真付きでソフトワックス脱毛の仕方。
ハードワックス脱毛の仕方を説明します。
ワックス脱毛の前にやっておくこと
1:シーツの上にワックス(ペーパー)シートを敷く
これがワックス(ペーパー)シートです。
このペーパーをシーツの上に敷き、ワックスがシーツなどに垂れるのを防ぎます。
こんな感じです。
今回は足をモデルにしているので、足が隠れる部分に敷いておきます。
2:ビニール・レイテックスなどでできた使い捨て手袋をする
衛生、安全が一番大切です。
使い捨て手袋をしていないと免許試験に落ちますよ。
それくらい衛生と安全が重視されます。
3:ワックスを動かせる車輪のついた収納カートなどの上に乗せる
左がソフトワックス(私はクリームワックスがよりお肌に優しいので使っています)右がハードワックスです。
ワックスの種類についてはこちらの記事を参考にしてください。
エステサロン経営者なら絶対知っておきたい脱毛ワックスの3つの種類
この収納カートには車輪がついているのでするすると動かせます。
ワックスが垂れないように、脱毛をする部位に近いところにカードをおきましょう。
カートを何度でも動かして、部位に近く、自分のやりやすい位置を探してください。
5:ワックスシートをあらかじめ用意しておく
水溶ワックス(ハニー、シュガーワックス)と、油性ワックス(オイル、ソフト、クリームワックス)には塗った後にワックスをはがずために紙を使います。
紙といってもペロンと呼ばれるもので、破れにくい素材です。
私はローラー式になっている紙を使うので、手の長さぐらいに切ったものをあらかじめ用意しておきます。
多めに用意しておくと、足りなくなって焦って脱毛の途中に紙を切ることをしなくて済みますね。
ワックス前の肌の準備
1:部位をキレイにする
脱毛をする部位をキレイにします。
ワックス前に使うローションがアメリカでは買えますが、日本にはないようです。消毒剤を含んだコットンシートなどできれいにしてください。
そして、部位がきちんと乾いているのを確認しましょう。
乾いていないでワックスを塗ると、ワックスが毛を包みにくくなります。
2:ワックスの温度をチェックする
油性ワックスはすべて溶けるのを待ってから、使い捨てのスパチュラにワックスを少し取り、自分の手首につけて温度をチェックします。
スパチュラは毎回捨てること。
自分の手首にワックスを付けた後、スパチュラは捨てましょう。
熱すぎれば肌がやけどを起こし、あまりぬるいとワックスが毛を包めません。
熱めだけれど、やけどするような温度ではない感覚をきちんとつかみましょう。
3:皮膚をはがない対策
次にワックス脱毛で起こりがちな皮膚をはいでしまうこと。
これが起こりにくくするために次の2つどちらかを使うといいですよ。
- オイル(付けた後、よくふき取ってください)
- ベビーパウダー
ワックスしたい部分に塗ります。
見えないですが、オイルを塗ってよくふき取っています。
ワックスの塗り方
1:スパチュラを45度くらいの角度において、薄く肌の上の毛を生えている方向にまっすぐに伸ばすように塗ります
足の場合は膝から足首の方向へ向かって伸ばします。慣れてくればくるほどワックスが厚くなく、透けて中の毛が見えるようになってもしっかりと脱毛できるようになりますのでワックスの無駄もなくなりますよ。
スパチュラの表と裏両方にワックスがついていますから、無駄にしないように両方とも写真のようにスパチュラにワックスが残っていないように肌に伸ばしましょう。
2:ワックスペーパーをワックスが塗られた部分に置く
毛が生えている方向(足の場合は膝から足首の方角)に2度ほどゆっくりとさすって紙にワックスをくっつけます。
4-5回強くさする人がいますが、回数が多ければよいというのではありません。ワックスがワックスペーパーにつけばよいので、ゆっくり、2度くらいで大丈夫です。
3:ワックスシートを肌に垂直に、一気にはがす
皮膚をはがさないコツ。慣れない時にはワックスペーパーを垂直に持ち上げるようにはがしてしまいがちです。
これは皮膚をはいでしまう原因の一つになるのでワックスの塗られた部位に平行にワックスペーパーをはがすことが大切です。
また、ゆっくりじわじわとはがすのではなく、はがすときは一気にはがします。
4:一気にはがした後の痛みを和らげるために肌を押さえる
一気にはがした後、反対の手は空いていますから、あいている手で素早くワックスペーパーをはがした部分に手を置いておさえます。
これがワックスペーパーをはがしたとに痛みを感じさせないコツです。
これをするのとしないのでは痛みの感じ方が全く違います。
5:ワックス脱毛した部分がべたつくのでオイルでふき取り、ワックスが肌に残っていないのを確かめる
オイルでふき取り、べたつきがないようにするとともに、ワックスが肌に残っていないように確認しましょう。
ワックスが肌についたままで洋服を着て、ワックスが洋服についてしまうとクレームの原因になります。
6:ワックス後の肌の化粧品で肌を整える
アメリカではアロエを使用したものが多いです。
アロエを使っている化粧品の場合は、エタノールを使っていると肌がひりひりするので成分にエタノールが含まれていないか、または少量含まれているものを選ぶといいでしょう。
ワックスした後の部位にこのローションを付けて終わりです。
最後に
どうでしょうか?
そんなにこうやって流れを見ると、そう難しくなさそうに見えますね。
しかし、慣れないうちは特にこの4つの重要なことを忘れがちです。
- ワックスの温度をチェックする。
- 皮膚をはがさないようにオイルかベビーパウダーを塗る。
- ワックスペーパーを肌に平行にはがす。
- はがしてすぐにあいたもう片方の手でワックスペーパーをはがしが部位をおさえる
この4つを心がけて、まず練習をしてみてくださいね。
次はハードワックス(固形ワックス)の脱毛の仕方の記事をアップします。