アニマルセラピーとうつ病:アメリカでのアニマルセラピーの効果
今日は。パチコスキー真由美です。
アニマルセラピーをご存知ですか?
動物を使って、身体の障害をよくするものからうつ病を克服すること、アメリカでも幅広く利用されています。
アメリカは国土が広いですから、いろんな動物を飼えるというのもあるでしょうね。
今日はアニマルセラピーとは何か。
UCLAでのリサーチでも効果があると証明され、お医者さんたちも認めているものなんですよ。
人間と接するのが苦痛と言う人にもってこいのセラピー。
又人間と接するのが難しいと感じる人が多くこの分野の仕事に着いています。
あなたの道は動物と共に使命を持って生きると言うものかも知れません。
この記事ではまずアニマルセラピーとうつ病について書いています。
アニマルセラピーとは?
アニマルセラピーは、動物を使ったセラピー手法のこと。日本での造語である。
医療従事者が治療の補助として用いる動物介在療法(Animal Assisted Therapy, AAT)と、動物とのふれあいを通じた生活の質の向上を目的とする動物介在活動(Animal Assisted Activity, AAA)に分類される。
アニマルセラピーの利点として、生理的利点・心理的利点・社会的利点の3点が挙げられる。
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概要[編集]
アニマルセラピーとは、動物と触れ合わせることでその人に内在するストレスを軽減させたり、あるいは当人に自信を持たせたりといったことを通じて精神的な健康を回復させることができると考えられている。
不登校や引きこもりといった問題、あるいは小児がん(→悪性腫瘍)などの治癒力強化を目指す技術の1つとして知られ、馬(乗馬)やイルカなど、情緒水準が高度と言われる哺乳類との交流を通じて、他者を信頼できるようになるという。馬を通じたアニマルセラピーは、モンゴル国で盛んに行われている。日本でも近年、乗馬療法、治療的乗馬、ホースセラピー、障害者乗馬などの名称で行われている。
他にも高齢者医療(→高齢者福祉)や難病など長期間の入院を余儀なくされている患者の気晴らしに犬や猫などペットと触れ合わせたりといった活動も知られており、情緒面での好作用によるクオリティ・オブ・ライフ(生活の質)の改善といった期待ももたれている。人と人の間の潤滑油となり、間に動物がいると見知らぬ人でも無意識的に警戒心を解いてしまう。注意点としては、長時間触れ続けるなど動物にストレスを感じさせてはいけない。好きだからこそ距離を置いて付き合うことが大切である。
難病で生存への意欲が低下している患者にペットないしコンパニオンアニマルを宛がい、動物の世話を介して生活習慣を付けさせるなどの活動も報告されている一方、情緒障害や精神疾患などで対人関係に疲弊していた人の回復期に行ったり、または身体の障害でリハビリテーションを必要としている人に「動物の世話をさせる」という目的を与えて、それら作業を通じてリハビリを行うという様式も行われている。精神科医の森田正馬も療法に動物との接触を取り入れた。だが、精神の抑うつが強いと逆に負担になる危険性もある。動物が嫌いな人や動物恐怖症の人もいるため、環境に配慮して慎重に行う必要がある。
これらの応用は始まったばかりでもあり、様々な分野で試行的に行われている部分があり、今後の研究に期待が寄せられている。理論背景の一つには感覚統合理論などがある。
アニマルセラピーの効果:アメリカの Web MDではこう紹介されています。
私が日本語に意訳したものを下に載せますので安心して下さい。
Web MDとは、ネット上で医療関係のことが検索できる、お医者さんたちの意見をまとめた信頼できる情報をまとめたサイトです。
アメリカでは、自分の具合がおかしくなると、Web MDのサイトでリサーチする人が多いです。
“Pets offer an unconditional love that can be very helpful to people withdepression,” says Ian Cook, MD, a psychiatrist and director of theDepression Research and Clinic Program at UCLA.
Studies show that animals can reduce tension and improve mood. Along with treatment, pets can help some people with mild to moderatedepression feel better. If you’re depressed, here’s a rundown of how pets could help.
- Uncomplicated love. Are your relationships with family and loved ones complicated and frayed? A pet can be a great antidote. “With a pet, you can just feel,” says Teri Wright, PhD, a psychologist in private practice in Santa Ana, Calif. “You don’t have to worry about hurting your pet’s feelings or getting advice you don’t want.”
- Responsibility. You might not think you can take care of a pet right now. Taking care of yourself may seem hard enough. But experts say that adding a little responsibility can help. It adds a new and positive focus to your life. “Taking care of a pet can help give you a sense of your own value and importance,” Cook says. It will remind you that you are capable — that you can do more than you might think.
- Activity. Are you barely getting off the couch these days? You need to get more physical activity. Pets can help. “If you have a dog, that dog needs to be walked,” Cook says. A little extra physical activity is good for your physical and mental health.
- Routine. Having a daily schedule helps people with depression. An animal’s natural routine — waking you in the morning, demanding food or walks — can help you stay on track.
- Companionship. Depression can isolate you. It can make you pull back from your friends and loved ones. If you have a pet, you’re never alone. That can really make a difference.
- Social interaction. Having a pet can gently push you to get more social contact. You might chat with others while walking your dog at the park or waiting at the vet. Pets are natural icebreakers, and other pet owners love to talk about their animals.
- Touch. Studies show that people feel better when they have physical contact with others. Pets offer something similar. There’s something naturally soothing about petting a cat on your lap. Studies have shown that petting a dog can lower your heart rate, too.
- Better health. Research has found that owning a dog can lower blood pressure, reduce stress hormones, and boost levels of feel-good chemicals in the brain. One study of Chinese women found that dog owners exercised more often, slept better, reported better fitness levels and fewer sick days, and saw their doctors less often than people without dogs.
UCLAうつ病リサーチとクリニックの精神科医主任、アイアン・クック先生は
” ペットはうつ病の人たちにとても役立つ無条件の愛を差し出してくれます。” と言う。
実験では動物は緊張を減らし、気分を向上させるという。
治療と共に、ペットは軽い~中間クラスのうつ病の人たちの何人かに気分が良くなる助けをするとか。
あなたがうつ病であれば、この以下のことがペットが役に立つ項目です。
ややこしくない愛:Uncomplicated love
あなたが家族との関係がややこしくなったり、ほつれたりしていないだろうか?
それだったらペットが薬となってくれる。
”ペットとだったら、ただ感じればよい。”
カリフォルニア、サンタアナで個人経営をしている心理カウンセラーのテリー・ライトさんはいう。
” ペットだったら、ペットの気持ちをきづつけたんじゃないかとか、余計なお世話のアドバイスとかくれませんからね。”
責任:Responsibility
あなたは今ペットの世話はできないかもと思っているかもしれません。
自分の事で精一杯。しかし、エキスパートは少し責任を加えるのがいいのだといっています。
あなたの人生で新しいポジティブなフォーカスをあてるものが加わるんです。
” ペットの世話をするというのは自分に価値と重要さを与えてくれるんです。” クックさんはこういいます
” できるもんなんだ。。。。自分で思っていたよりも ” って再確認させてくれるんです。
アクティビティー:Activity
最近ソファーからなかなか起き上がろうとしてないんじゃないですか?
体を動かすことは大切です。ペットが助けてくれますよ。
” もし犬だったら、犬に散歩をさせないといけないですからね。”とクックさんはいいます。”
こういった少しの体の運動があなたの体と精神の健康にもいいんです。
日課:Routine
日課というのはうつ病の人の助けになります。
動物の自然な日課……….朝の散歩、食事や散歩をせがまれたり………
あなたに規則正しい生活を与えてくれます。
寄り添う(一緒にいてくれる):Companionship
うつ病で孤立化することがあります。
あなたが愛する人たちや友人達から離れてしまったり。
ペットがいたら、一人ではありません。
それは大きな違いを生みます。
社会で交流をする:Social interaction
ペットがいると、社会的にももっと交流を要求されます。
公園で犬と散歩しているときや獣医さんを待っているとき他の人と話すことがあるかもしれません。
ペットが気まずい雰囲気を壊してくれ、ほかのペットオーナーは自分のペットの事をはなすのが大好きです。
触れること:Touch
実験から人は他の人と身体的な接触があると気分が良くなるという結果が出ています。
ペットもそれに似た結果を出します。
ひざにいる猫をなでていると気分が癒されますよね。
実験では犬を触ると心臓の脈拍も下がる結果が出ています。
より良い健康: Better health
リサーチでは、犬は血圧を下げ、ストレスホルモンを減らし、脳にいい化学物質の分泌をすることが発見されています。
中国人のアル女性の実験では、お医者さんが犬のオーナーは、もっと運動をし、よく寝むれて、体の調子が良く、病欠も少ないという報告をしています。
ペットを飼うにはどうしたらいいの?
ペットを飼うって責任が重大ですよね。
まず、一生面倒を見るつもりでいなければ、簡単にペットを買うべきではないでしょう。
今、日本では、毎年犬は10万頭以上、猫は20万匹以上が殺処分されています。
ペットショップで買うよりも、近くの動物愛護教会やNPO法人のところで里親になるのがいいのでは?と思うんです。
家にも猫のスーキと、琥珀とローキーいう犬。皆動物愛護協会のようなところで貰ってきました。
そうでなければこの子達、何の罪もないのに殺されていたんです。
あなたが大切な命を救えるんです!
動物愛護協会 里親 と言うので検索されたら日本全国のいろんなセンターが出てきます。
最寄のセンターを選んで連絡してはどうでしょう?
でも、いったん引き取ったら家族です。
最後まで責任をもって育てることができる人が里親になってくださいね。
飼えなくても、ボランティアもできる
センターがそう遠くなければ、収容されている動物の世話をしたりするボランティアもできるところが多いです。
うつ病でなくても、お子さんがペットが欲しいと言っている。
責任がきちんと果たせるか、こういうところでボランティアをすることで責任の重大さを経験できるでしょうね。
アメリカではこんなアニマルセラピーも行われています
アメリカでは、こんな活動が行われています。
- 家庭問題がある子供達が動物愛護施設でボランティアすることで、実は自分達も癒されてセラピーになる。
- 文字がよく読めない(親もよく読めないので教えられない)子供たちが犬に本を読んであげるというプログラム。読むことが楽しくなり、読書が得意になっていく子供が増える。
- 病院や老人養護施設にセラピー犬が訪ねる
- 職場に自分のペット犬を連れてきてもよいと許可する会社。皆がペット犬に癒される効果もあり、職場のストレスを減らしているようです。
- 刑務所でも虐待された犬の心のリハビリをさせるプログラム。虐待されておびえた犬達の世話をすることで、自分達の心も癒されて、責任を持って何かを育てる愛をまなんでいくのです。この訓練された犬たちはセラピー犬になる訓練を受けるようになります。
最後に
日本では精神的なストレス。自殺者は年間30000人。
それは動機が分かっている人で、分からない人を含めると10万人もの及ぶそうです。
それと共に、ペットの殺処分が最近話題になっていますね。
ペットは犬だけで年間10万頭、猫は20万匹。
本当に悲しい実情です。
日本は物質的には豊かですし、教育レベルも世界で見ても高水準です。
この2つの悲しい現状を何とかくみあわせてアメリカのようにWin-Winな発想での新しいプログラムができないでしょうか?
私はペット派ではなかったのです。
しかし家族の影響で里親になり、今では私もしっかりと面倒を見るみんな仲良しの家族です。
周りにうつ病になりかけている人、人との接触が苦手な人には特に動物の家族、お勧めです。