あなたのサロンはサンクチュアリですか?
今日は。パチコスキー真由美です。
サンクチュアリという英語を聞いたことがありますか?
あなたのサロンはお客様にとってのサンクチュアリでしょうか?
サンクチュアリとは何か?
今日はサロンを経営するセラピストとしての志としてのサンクチュアリについて記事にしています。
サンクチュアリとは?
サンクチュアリとは日本語に訳すと
- 聖域・神聖な場所
- 保護区域(野生動物の保護など)
という意味です。
そこに入れば自分は安全で守られ、心を許すことができると思える安全な場所の事です。
私の考えは、自分のサロンがお客様にとってのサンクチュアリでありたいという事です。
なぜサロンがサンクチュアリであるべきなのか?
人間はどこかに属することができないと狂ってしまう生き物です。
自分は一人でなんでもやってみるたちだとしても、その背景にしっかりとした家族の団結があったり。
学生で家庭状況はよくなくても部活動で心を許せる仲間がいる場所が確保出来たり。
大まかにいうと、愛情をどこかでかけてもらえ。
自分が満たされていると周りに気を使うことなく自分一人で行動もできるようになります。
それか社会的に適応が難しい性格で、誰ともうまくいかず、人間恐怖症になり、一人をあえて選ぶ人もいます。
ですから一人でも大丈夫という人のパターンにはこの2つのパターンガあります。
- 自分を認めてもらえ、愛情を感じられる環境をどこかで持っている人
- 社会的に適応が難しい性格で一人になりがちになってしまう人
1の場合はまだよいのですが、2になるとなかなか友人もできなかったりしますよね?
私たちがサロンで接客するお客様は肌がきれいになったり、体の歪みを正したり。
癒しのヒーリングを受けるとともに。
提供者セラピストのエネルギー(愛情)を施術中に自分の中にエネルギー的にチャージされているのです。
ですから社会的には友人ができにくいタイプの人を施術する事も出てきます。
話し出すと施術中ひっきりなしに話して施術後に自分が疲れてしまうお客様が出てきたりします。
(そんなお客様への対応もこの後に書きますね。)
人間はどこかにサンクチュアリ。
自分が守られ、安全であり、そこで話したことが外部で噂になったりすることを心配しなくてよい。
気兼ねをせず、元気をもらえる場所をいつも必要としています。
ですからセラピストとして何らかのセラピーをサービスとして提供しているのであれば。
自分のサロンがお客様にとってのサンクチュアリになることが大切なのです。
サンクチュアリとしてできることを考えよう
お客様にはいろんなタイプの方がいます。
例を挙げてみて、何ができるか簡単に書いてみます。
まず、技術的に結果が出せてあなたのサービスに問題点がないと仮定して書いています。
社会的に結構広い層に知られていて、プライベートを大切にしたいお客様。
自分、または旦那様が地域的に成功者、または公的な仕事をしているため、下心を持つ人達に囲まれやすい方たちです。
周りはとても当たり障りが良いようで、実は本心を隠さないといけません。
どこで何を観られてどんな噂になるかもわからないので、心が休まる時がありません。
こんな方に一番喜んでいただけるのは、あなたがただの一人の人間であり、素のままであること。
相手の地位などかんがえず、聞かれることに正直な意見を答えることです。
その正直さと素のままがこのタイプの方たちのサンクチュアリになります。
仕事などどこかで厳しい環境にさらされている方
同僚でもなく、私生活でも接点がないので家庭の悩みなどを話したい。
外には漏れないので安心して話ができるので相談をする方。
辛いことが多いので、話を聞き、カウンセリングをしているような感じにもなります。
時間をとって話をじっくりと聞いた後。
最後には元気になるようなポジティブなメンタルにその人がなれるようにアドバイスがあれば、必ずしてみましょう。
その時には抵抗があっても、そのあとお客様はあなたが言ったことを心にとめ、反芻されます。
新しい考え方が生まれたり、状況が好転する態度を取れるようになっていかれる場合もあるのです。
あなたのエネルギーにひかれてきていらっしゃるお客様なのであなたの意見を尊重してくださいます。
親身になり、出来る限り応えることができるように応援することでお客様は前進していく勇気をためていくことができるのです。
時間が多めに必要と思えば、予約の間に余裕を持たせて話を聞くことが大切です。
話を聞いてくれる人がいる場所があるのがサンクチュアリなのです。
しかし、いつも心が重くなることを聞くことばかりではしんどくなるので、必ずその方が解決策を考えられるように話し方を考えましょう。
社会的に適応するのが難しい性格な方
この場合、あなたがきちんと心理についても勉強しておかないと振り回されたり。
あなたの方が重く感じて施術をためらうようになってしまう事があります。
きちんと話をいったん受け止め。
その方が自分を信頼してくれているとわかり。
必要であると思えばその方のとる態度にも落ち度があったのではないか?
そんなことも指摘できるくらいになると一番良いのです。
誰の意見も聞けない人ですが、あなたの意見は受け入れたくなく、怒ったとしても心に残ります。
その為に施術に来るのをやめる方もいるかもしれません。
しかし、時がたってまた戻ってくる方もいるのです。
あなたの事は好きで信頼しているのです。
あなたの判断でその人に必要と思う事は厳しいことでも時には言える勇気を持ちましょう。
チヤホヤすることをいうだけでは人間として当たり障りのないことをしているだけの時もあります。
それができないと、セラピストの方の方が自分を曲げて合わせることばかりするので疲れて施術ができなくなっていきます。
ある一定の段階を超えると勇気をもって厳しいことを言ってくれたあなたを益々信頼してくれるようになります。
愛がその裏にあると、人間はいつか気がついてくれることが多いのです。
自分の足らない部分を客観的に教えてくれ、かつ好きになれた少ない人間のあなたがサンクチュアリの提供者です。
そこまではできないという場合はまずこれをやってみてください。
その方の趣味や好きなことを探して何かのサークルのようなもの。
グループで参加できるものに参加してみてはどうですか?と勧めてみましょう。
一番最初に書きましたが、人間にはサンクチュアリが必要です。
それには自分を見た目や何かで決めつけられたりすることを恐れなくても良い安全な環境を探すのが一番。
必ずどこか自分が好きな習い事や何かが見つけられるはずです。
そんな場所を持っていただくと、あなたに重くのしかかってくるようなエネルギーの重さを感じさせなくなっていきます。
明るくなり、態度もトゲがあったのが、丸く滑らかになっていくのを感じられるはずです。
あなたは直接感謝されなくても、ご自分で自分と関わっていることでこの方は好転しているとわかるはずです。
良かったな。いい仕事をしたなと自分をほめてください。
最後に
セラピストや癒しを仕事にする事は自分のメンテナンスも大切です。
必ず月に一度は何らかの施術を誰かにしてもらい、自分の調整を忘れないでください。
あなたがバランスが取れていることが施術の効果を倍増させる一番大事なことです。
また、施術についても自分の専門分野だけでなく、幅広いセラピーについても勉強し。
必要だと思えば他のセラピストさんの施術も受けながら自分のところにも通ってもらい。
お客様に人生の前進の速度も早めてもらいましょう。
サロンがサンクチュアリになることを心がけてお客様に接していると。
自分に相性の良いお客様も沢山紹介していただけるようになったり。
重い・暗いエネルギーを持った方が来ても自分が影響を受けることが少なくなっていきます。
あなたのサロンはサンクチュアリですか?