アメリカエステのスキンケア学校で学んだ実体験:入学するまで
今日は。パチコスキー真由美です。
私はアメリカ東海岸のメリーランド州というところでプライベートエステサロンを経営しています。
エステを専門にするようになるとは自分でも思っていなかったのですが。
美容師をやっていて、次は自分でスパというエステ部門も入った美容室を経営しようかと考えて。
それでエステを勉強しようと専門学校に入り直したのがきっかけです。
それがたまたまアメリカのエステ界で伝説と呼ばれるキャロル・ウォルダマン先生のクラスに入り。
それからエステのとりこになってキャロル先生に師事し今に至ります。
エステサロンを経営しながら夜間にその母校のインストラクターとして2年半教鞭もとっていました。
今日はまずスキンケア学校に入学するまでのいきさつ。
アメリカでの道の切り開き方についての私の考え方。
アメリカでエステ資格を取ろうとしている人に参考になる記事にしています。
アメリカでのエステティシャン資格
まずアメリカでエステティシャンとして働きたいのであれば、エステティシャンの免許をとらなければいけません。
免許は州で通用する免許。
例えばメリーランド州で試験を受けたのであればメリーランド州でエステができる免許です。
他の州に引っ越したらその州でまた免許を受け直さなければなりません。
私の場合はすでに美容師免許をメリーランド州で取得していました
私の場合、美容師(Cosmetology:コスメトロジー)という免許を持っているので本当はエステの学校に行かなくてもよかったのです。
美容師の免許には
- 髪
- メイク
- エステ
- ネイル
- ワックス脱毛
これらが全部できると許可される免許なのです。
エステ、スキンケア学校入学を考えた訳
私が入学したスキンケア学校は Von Lee International School Of Aesthetics, INCという学校です。
数年後にエステサロンを経営、そして並行してこの学校で教鞭をとることにもなるのですがその話はまたこの次に。
美容師免許でスキンケアもできたわけですが、アメリカで美容院にエステ部門が付いたスパというのを開業しようと思っていました。
それできちんと勉強し直して以下のような判断が自分でできるようになるために専門学校に再入学することを決めました。
- どんな化粧品がプロが使うものなのか。
- 化粧品の見分け方。
- エステティシャンを雇う場合にどんな人を雇ったらいいのか。
入学したいと決めたらなんと2年待ちだった
その当時は美容師としてフルタイムで働いていました。
仕事は続けながら勉強したかったので、フルタイムではなく在学期間は長くなりますが、パートで通える部に応募しました。
アメリカのスキンケア学校はフルタイムで4か月ほどで卒業できます。
アメリカのスキンケア学校応募資格
高校卒業の証明があれば大丈夫です。
証明は日本の高校を卒業している場合には日本の自分の母校に問い合わせます。
日本はなんでも迅速に対応してくれるので10日。
長くて2週間ほど見ておけば手に入れられるでしょう。
パートタイムですと、そのカリキュラムにもよりますが、12-13ヶ月で終わるようになっています。
私は娘がまだ小さかったので昼間の部のパートタイムのクラスに応募しました。
そうしたら、なんと2年待ち。。。
このスキンケア学校の創立者、キャロル・ウォルダマン先生はアメリカで伝説と呼ばれた人。
アメリカでベストエステティシャンに選ばれたり、WHO’SWHOといういろんな分野でとびぬけた人が紹介されるものでも名前が出たり。
そんな方なので勿論学校も何度もアメリカでベストスキンケア学校と何度も投票されていたのです。
私はそんなことは全く知らず、自分が通えるところでスキンケア学校を探して見つけたところだったのです。
それを食らいついて質問し、行動で示して数カ月後のクラスに入学することができたのでした。
そこに進む前に、アメリカで大切ななんでもダメもとで聞いてみるという大切さについて書いて話を戻しますね。
アメリカではなんでも聞いてみて、交渉できないか探ることが当たり前
アメリカは開拓者の国:自分の道も自分で開拓する
不可能と思えることでも自分で調べて行動をとってなんでも相談したり、交渉したりすることで案外簡単に道が開けます。
その交渉をしたり、話し合いをしたりするという勇気やその場合の自分の言葉の使い方。
自分の態度(卑屈でなく、堂々として対等に)をきちんとアメリカ用に整えることが大切。
それができる人とできない人では同じ業種を選んだとしても仕事でも、勉強でもなんでも結果に雲泥の差が出ます。
私の強みは
- 面の皮が厚い
- たとえ笑われたりしてもほとんど成し遂げて実現させるので笑った人がほとんど後で後悔し、あとで態度を改めるから気に留めない。
この2つが大きいので、なんでもとにかく聞いてみます。
とにかく打たれ強いというか、踏みにじられてもまた生えてくる雑草のようなしぶとさが自慢です。
才能というより、このしぶとさのおかげで今に至っていると思います(笑)。
アメリカでは、こんなこと聞いたら恥ずかしいとか思った方が損
聞いてみてダメでも結果はマイナスではなく、聞かなかった時と同じで何も起こらないだけ。
今の現状はどちらでも変わらないのです。
それならば、聞いた方がまだ別の可能性が出てくるというもの。
恥ずかしがっていてはアメリカで人生を謳歌できません。
アメリカではどんどん行動をとれば、日本よりも早く物事が発展し、そしてもっと大きなチャンスが舞い込んできます。
人のことに干渉せず、頑張る人を応援する国。
自分または祖先がアメリカにきて苦労しながら道を開拓してきているので頑張る人を応援してくれる人が多い。
日本のように人のことをいろいろ分析してああだこうだいう事をしません。
そんなことしても自分の人生がよくなるわけではないので自分の人生に集中して取り組みます。
だから、こうしたら笑われるんじゃないかなどど思わなくて大丈夫。
そんなに他人を批難したり笑ったりすることに時間をついやしないです(笑)。
入学2年待ちをこれで入学数カ月後に変えられた
電話をして聞いたところ、学校入学は2年待ち。
そのころ入学などの対応をしていたトムさんにこんな感じで相談しました。
「2年も待てません。どうしたらいいのですか?」
トムさんはこんな感じのことをいいました。
もうずいぶん前の事なのでこんな感じとでしか表現できないのですが。
「ウエイティングリストに入ればキャンセルがあった時に早くはいれるかもしれません。
学校としても情熱のある人は入れたいので空きがあるかよくチェックする人は考慮するかもしれません。」
ということだったので、それから毎週月曜日に電話を入れて空きがあるかチェックしました(笑)。
トムさんもまたこいつかと嫌になったと思います(笑)。
行動で情熱を示すことで道は開ける
ある月曜日、いつものように電話で空きがあるかどうか確認しました。
すると、トムさんがこういわれたのです。
「あ、実はキャンセルがありました。
あなたはウェイティングリストまだ後の方ですが、よく電話でチェックするし。
今電話をしてきたというのでこの席はあなたに譲りましょう。」
やった~~~~!!!!
はたから見るとラッキーで物事がスイスイと進んでいるようにみえるのは実はこういうコツコツとしたアピールをするからなんです。
私は今までの人生、何度もこのようにして道が開けました。
あなたも是非実践してみてください。
アメリカでは特にこんな風に情熱をもって嫌われない程度にアピールでき、覚えてもらえるくらいやってみて普通だと思ってください。
2年待ちが数カ月後伝説のキャロル・ウォルダマン先生のクラスに入学
そしてなんとその頃まだ教鞭をとっていらしたキャロル・ウォルダマン先生のクラスに入学できたのです。
本当にご縁というのは思ってもいなかったところからやってきます。
このキャロル・ウォルダマン先生のクラスに入っていなかったら、エステを専門にしようとは思っていなかったと思います。
今日のブログの最初に出てくる写真は学校卒業近くになったころに撮ったもの。
映りはよくないですが、クラスメイトが探してFBでシェアしてくれていたので使いました。
さて、これから私の英語での勉強が始まります。
美容学校に行っていたので基礎があったのも幸いしましたが、やはりネイティブのクラスに外国人として入って成績上位を狙うのはコツがいります。
勉強もしながら、美容師の仕事はパートに切り替え、それからなんと在学中に弟子入り先まで見つけて卒業後に備えました。
そのことは次回の記事で紹介しますね。