女性起業家で落ち込んだときは2・6・2の法則で負のスパイラルを脱出!
今日は。パチコスキー真由美です。
私は起業家さんを応援するのが好きです。
特に女性起業家は家庭・育児・ビジネスをバランスをとるというのがとても大事で、ここが本当に難しい部分。
時には周りが輝いてみんなうまくいっているようで、自分だけが置いてけぼりのような気分。
落ち込んだりしていませんか?
そんな時に考えてほしい法則があります。
2・6・2の法則をご存知ですか?
この法則を使って自分の「今」にあった状態を割り出す。
負のスパイラスから抜けられる私のやり方を記事にしています。
2・6・2の法則とは?
別名:アリの法則ともよばれます
なぜかというと、こういうことだそうです。
アリの集団はすべてが働いているように見えますよね。
でも実はこういう事なのだそうです。
- 総数の2割が率先して働いている。
- そのあとの6割はまあまあの成果をだしている。
- 結果を出していない層(働いていない)だそうです。
注目すべき点
この法則で注目すべき点は。
下の2割を除外しても、また総数の2割がそのカテゴリーに移るということです。
ですから、簡単に除外、削除すればいいというものではありません。
どんな形でも数が多くなってもその比率はいつも存在するそうです。
2・6・2の法則のどの位置にあなたはいるのか?
自然に淘汰されて出てしまう数値。
でも本当にこの最後の2割が役立たずなのか?
そうではありません。
あなたはもしかすると今参加しているグループや勉強会など自分に合わないものに参加している。
自分で本当はきちんと芽が出る素養があるのに最後の2割に自分を追いやっているかもしれないんです。
2・6・2の法則自分の使い方:鶏口牛後
「鶏口牛後」:鶏口と為るも牛後と為る無かれです。
出典は「史記-蘇秦伝」のようですね。
- 鶏口牛後 意味
- 大きな集団や組織の末端にいるより、小さくてもよいから長となって重んじられるほうがよいということ。▽「寧むしろ鶏口と為なるも、牛後と為なる無なかれ」の略。「鶏口」は鶏の口(くちばし)。弱小なものの首長のたとえ。「牛後」は牛の尻。強大なものに隷属する者のたとえ。
- 鶏口牛後 出典
- 『史記しき』蘇秦伝そしんでん
- 鶏口牛後 故事
- 中国戦国時代、遊説家の蘇秦そしんが韓王かんおうに、小国とはいえ一国の王として権威を保つのがよく、強大国の秦しんに屈して臣下に成り下がってはならないと説いて、韓・魏ぎ趙ちょう燕えん斉せい楚その六国が合従がっしょうするのを勧めた故事から。
自分の今を考えて、不満があるとき。
周りに嫉妬してしまったりする時。
なんらかの形で自分が「牛後」にいると感じる状態ではないでしょうか?
自分で動いて自分が「鶏口」の2割に入れるところを探してみるのはどうでしょう?
充実感が全く違うと思うんです。
私の経験:アメリカで起業家の集まる会に参加し、落ち込んだこと
私が4~5年前にある女性起業家の朝活と呼ばれるような会に参加した時。
その女性たちが使うビジネス用語が全くチンプンカンプンでした。
何時もだったらその単語はどういう意味か?と聞いたりするのですが。
わかっていないのは自分だけだという雰囲気だったので聞くことすらできませんでした。
会が終わった後、私はまさにこの会では「牛後」であると身にしみて感じたのです。
儀式的な会話を交わした人たちは何人もいましたが、本当に自分が浮いているという感じ。
この時、このような場で話されるビジネス用語や内容についてもわかるようにならないと自分のビジネスも頭打ちだ!
こういう危機感を持った時でした。
私はこうして負のスパイラルを抜け出した
自分にかけている部分は何なのかを考えてそのグループには参加しないことを決定
自分が知らない分野の初心者がもうある程度勉強しているいわゆる上級グループに入るとこういうことが起こります。
これはあなたがダメなのではなく、いる場所を間違えているだけ。
自分を2・6・2で考えて「牛後」の2割であれば、速やかに自分の位置を「鶏口」、またはそのすぐ下の6割の中の上位くらいで学べる環境を選ぶことです。
この2・6・2は自分がすごくてあなたは下ではないと理解する
ここで勘違いしてほしくないことは、これは他人と比べて自分が上という判断ではありません。
あくまで自分の理解のレベルがそのグループ内でついていけるかどうかであるかを測る目安です。
自分がダメだと負のスパイラルにならないようにするには時には退会する勇気も必要。
別のグループで勉強再会すればものすごく理解度が高くなり、自分が成長できるんです。
私はこの女性起業家グループに参加しても自分を信じる自分軸がブレるかもしれないと感じました。
それで参加は勉強してこの人たちのいう事がわかるようになった時に再開しようと心に誓いました。
私がやったこと
自分が次に進みたいレベルは何を理解していることが必要なのか探る
まず、自分がビジネスの経営に甘すぎる。
ビジネスプラン、日本語で言われる事業計画を書いてみた方がよいのでは?という直感がしました。
それから周りで結果を出して成功している経営者に質問して回ったのです。
するとやはり事業計画書を書いたことがある人に共通することは
- 景気、不景気にかかわらず右肩上がりの売り上げを更新している
- たとえ売り上げなどが落ち込んでもまたカムバックしてくる
- カムバックしてくるときはドーンと成果をだしたりする
事業計画書を書いたことがない経営者に共通することは
- たとえ成功していても何かのきっかけで売り上げが落ちると挽回できない
- 挽回できないでビジネス事態をやめてしまう
ということがわかったのです。
13週間の起業塾に参加して事業計画書を書くことを経験する
このクラスははっきり言ってしんどかったです。
スキンケア学校に勤めながら、自分のエステサロン経営もしている間に通っていました。
でも、なんでもコツコツと積み上げていく努力はいずれ山をも動かすというのが私の持論です。
大きなことすぎて自分にはできないのではないかという不安があればこの記事を読んでくださいね。
自宅サロンから店舗サロン開業ビジネスマインドへ How do you eat an elephant?
1年後同じ会に参加して自分をチェックした
起業塾で勉強してから私の経営は右肩上がりがどんなに不景気でも当たり前になりました。
まだまだ勉強しなければいけないことはありますが、1年後に同じ会に参加したんです。
この時、皆が話していることがよくわかり、自分が「牛後」ではないのを確認できたのです。
それからしばらくこの会に参加して学びました。
このチェックってとても大事だと思うんです。
自分はいつも成長しているので自分の成長を感じられません。
特に日本人であると、自分をダメだと思うこと=成長ができると思っている節があります。
それはとても精神的にきつい学び方だと思います。
「牛後」での学びは自分がダメだと勘違いしがちで自分を追い込みがちです。
2・6・2は最後の2をたとえ削除してもまたその総数の中で2・6・2の状態が生まれます。
アメリカのようにほめて学ぶことを始めよう!
例えばアメリカで有名な競馬の馬のシービスケットは幼いころから才能のない馬として扱われ。
他の馬に自信を付けされるために横を走って最後に負けることを要求される競馬の練習用の馬として使われていました。
この舞台は私の現在住むメリーランド州で、実話をもとにした映画です。
- 周りが本当の自分の才能を見据えることができず、ダメ出しのレッテルを貼られている
- 自尊心を持てるように扱われない
- 自分が本当に価値がないのではないかと自分で信じるようになる
シービスケットはそういう状態に陥っていたのです。
そのあと素晴らしいオーナーに二束三文の値段で売られました。
なんとアメリカのビューィックという車会社を起こした男性がオーナー。
シービスケットに乗る騎手、レッドも人間として同じような境遇で人生を送ってきています。
シービスケットの才能を見抜いた人たちが馬の自信と自尊心を取り戻させて訓練。
その過程で関わる人たちの傷も癒されて、皆自分の可能性が大きく広げられるようになっていきます。
その頃血統も何も文句なく優勝ばかりしていたワーアドマルという馬に勝つという実際に起こったアメリカンドリームの話。
そのころ大恐慌あとで惨めだったアメリカ人たちがこの馬にどんなに励まされたことか。
アメリカ中が注目してつらい時を乗り越えられる元気を与えた歴史に刻まれるようなことにまで発展しました。。
映画をみると本当にシービスケットがアメリカを元気にしたのがわかりますよ。
最後に
私たち人間だって同じこと。
自分を信じて大切に扱って優しくしてくれる人がいる場所。
そこで自分を信じられるようになり、切磋琢磨できる。
そんな場所を見つけましょう。
もしあなたが嫉妬や足を引っ張るようなことをすることで「鶏口」になろうとしているのであれば。
あなたの今いる場所が今現在のあなたにあっていません。
そんな醜い自分になってそんな人間だというレッテルを貼られる前に、自分で判断して環境を変えましょう。
「牛後」であったり、真ん中の6でつまらないのであれば「鶏口」の2割に入って自分に自信が持て、周りに優しくできるあなたでいれるほうがよくありませんか?