エステメニューやセラピスト施術値上げのタイミングはどんな時?
自分のセラピストメニューの価格を値上げしたい。
どういうときに値上げをするとタイミングとしていいのか?
今日はよく受ける質問について記事にしてみました。
開業1-2年たってもリピート客づくり・売り上げアップに悩むセラピストコンサル・コーチ専門、パチコスキー真由美の記事です。
価格値上げより、価格変更 または 価格改正 と発表する
まず、価格を値上げするという表現よりも
- 価格変更
- 価格改正
こう表現するほうが柔らかに伝わります。
「値上げ」という言葉に過敏反応をしてもらわないようにするためです。
どんな時に値上げをすると抵抗なくうけいれられるのか
エステ開業した時には安価な料金を設定してしまった。
そう思って値上げをしたくてもなかなか言い出せなかったりしていませんか?
それならば、納得してくれるようなきっかけを作りましょう。
この4つが大きな目安です
- 予約が埋まって忙しくなっているんだなとお客様がわかっているとき
- サロン設備に投資してお客様の快適な環境に投資してくれているんだなとわかるとき
- 新しい技術などを学んで自分がエステティシャンとして向上しているとアピールできるとき
- 新しい年になった時
1:自分の予約がパンパンに埋まってきているとき
この時は予約が埋まっていても安価な値段なので量をこなさなければいけない。
もう新しい予約も入れにくくなっている。
そうであればすぐに改正しても構いません。
2:新しい機材・シーツやサロンの模様替えをしたり、いわゆる設備投資をした後
模様替えなどをしてサロンにも投資してお客様がリラックスできる環境づくりをしているんだな。
お客様のことを考えて、お客様にプラスになることであれば結構すんなりと納得されます。
自分たちに還元できるようにしてくれているんだなとわかることはすんなりと受け取られます。
3:新しい技術を学んで自分がエステティシャンとしてレベルアップした時
新しい技術を学んでそれを取り入れてもっと一回の施術での付加価値が付けられる時。
これもチャンスとして納得されます。
例えばヘッドスパをもうエステメニューの中に一緒にしてしまうなど一回の施術で以前より価値のあるメニューだとわかるようにしましょう。
4:新しい年になった時
新しい年になるときに値上げをするのもそう抵抗がありません。
日本であれば3月が卒業で4月が入学という文化がありますから4月からというのでも構いません。
新しい年=新しい値段というのも納得される時期の一つです。
価格変更をどんな風に発表するのか
お客様にニュースレターのようなものや電子メールを出していますか?
定期的に配信しているものがあれば自分が受けている講座などお知らせし、自分に以前より付加価値がついてることをそれとなくアピールしておきましょう。
そうでなければ、値上げをする最低3か月くらい前からお客様にいつから価格変更になると施術の時にお話しします。
新規のお客様はすぐに変更、現お客様は数か月据え置きする
価格変更は新規のお客様にはすぐに行います。
新しい値段で施術を始めるとそれが初めからの値段ですから抵抗がありません。
現お客様には数か月据え置きをして、変更を遅らせます。
新価格になるまでに数か月あれば心の準備ができます。
例:9月に来年1月の価格変更を発表
例えば9月に来年1月には価格変更になると発表しておきます。
しかし、新規のお客様は9月から新価格で施術を行います。
その間に自分が学んでいる新しい技術やシーツを新しいものに代えたりしてエステサロンがますますよくなっているというのをアピールすることです。
そうすれば自分も物怖じすることなく価格変更ができる心の準備ができますね。
自分が今まで以上の付加価値が付けられる施術ができるという態度をとる
おどおどして値段が変更になることをいうのはかえってお客様に値段が変わるのがよくないことなのでは?
という不安を与えかねません。
自信を持ち、そしてこんなことができるようになるんですよ!
とお客様にもワクワク感を伝えることです。
値段変更に罪悪感を持たない態度が大切です。
最後に
エステメニューに限らず、値上げをするときには「値上げ」よりも以下の言葉を使いましょう。
- 価格改正
- 価格変更
エステメニューの値上げをするには大きく分けて4つのタイミングがあります。
- 予約が埋まってきていて忙しくなってきているとき
- サロンの設備投資をした時。シーツやペンキで部屋を塗り替えただけでもお客様の反応がよく値段変更に対してポジティブになります。
- 自分の技術などを磨いてエステメニューに付加価値が付けられる時。
- 新しい年が始まるとき
あなたの態度が一番大事
値段を上げるという事で緊張して罪悪感を持たないこと。
自分ができることに見合う対価をいただけるという自信と、ワクワク感をお客様にも伝えます。
「こんな風にもっと効果が出るようになるんですよ!」
「こういう新しいパックができるようになったんですよ。」
機会があるたびにお客様に伝えましょう。
あなたのエステメニュー価格変更もこれでスムーズに進みますよ。