アメリカのEMPAとは?エネルギーヒーラーを保険とプロ意識で支える本格的な団体
日本ではまだあまり知られていませんが、アメリカには EMPA(Energy Medicine Professional Association) という団体があります。
EMPAは、エネルギーヒーラーやホリスティック実践者に向けて、専門職賠償責任保険を中心とした保険や実務サポートを提供する団体として案内されています。
日本では、エネルギーヒーリングを学ぶ時に、技術、感覚、在り方については語られても、仕事として活動する時の“守り” まで含めて教えられることはまだ多くありません。
ですが、アメリカでは少なくとも一部の分野で、ヒーリングは「感じられるかどうか」だけではなく、職業としてどう責任を持つか まで現実的に考えられてきました。
EMPAの存在は、そのことをとても分かりやすく示しています。
私は、この情報は日本のヒーラーにももっと知られるべきだと思っています。
なぜなら、ヒーラーという仕事は、ただ学んで提供するだけではなく、クライアントとの関係、責任、信頼、そして万一に備える姿勢 まで含めて考えることで、より本格的で信頼される仕事になっていくからです。
これはヒーリングの世界だけが特別なのではなく、どの業界でも共通するプロ意識だと思います。
EMPAは何をしている団体なのか
EMPAは、エネルギーヒーラーやホリスティック実践者向けに、professional liability insurance(専門職賠償責任保険) を提供している団体です。
公式サイトでは、クライアントと実践者の双方を守るための保険、サポート、実務ツールを提供していると説明されています。
ここで大切なのは、EMPAが単なる「会員コミュニティ」ではなく、仕事として活動するエネルギーヒーラーを守るための仕組み として作られていることです。
ヒーリングは目に見えない分野ですが、仕事として提供する以上、クライアントとのやり取り、説明、信頼関係、そして万一のトラブルに備える必要があります。EMPAは、そうした現実的な部分を支えるための団体です。
私は、ここにアメリカのヒーリング業界の成熟を感じます。
「技術がある」「感覚がある」だけで終わらず、職業としてどう立つか まで考えられているからです。
EMPAの背景にはHealing Touchの流れがある
EMPAの公式説明によると、この団体は2008年に、Healing Touch Program の実践者たちが自分たちの仕事に合った保険を必要としていたことから生まれたとされています。
創設者のLisa Gordon氏は、Healing Touch Program を作った人物の娘であり、Healing Touch のコミュニティの中で、実践者たちが自分の仕事を守るための保険を必要としている現実を見て、この仕組みを作ったと説明されています。
これはとても重要な点です。
つまりEMPAは、後から思いつきで作られた仕組みではなく、実際に現場で働くヒーラーたちの必要から生まれた団体 なのです。だからこそ、机上の話ではなく、実務に根ざした団体だと言えます。
Healing Touchは医療や看護の文脈ともつながっている
EMPAの背景にあるHealing Touch Program も、日本ではまだあまり知られていないかもしれません。
アメリカでレイキよりも看護師が学んで医療現場に取り入れていたヒーリングツールはヒーリングタッチです。
公式サイトを見ると、Healing Touch Program は ANCC(米国看護師資格認定センター)の継続教育プロバイダーとして認定 され、American Holistic Nurses Association(AHNA)の支持 を受けていると案内されています。
さらに、Healing Touch は 100以上の病院や医療現場で実践されている とされています。
また、Healing Touch Program は、自らを5レベルの体系化された教育プログラムとして説明しており、最初の学びから certification まで、倫理と実践を含めた流れを持っています。
ここから分かるのは、アメリカではエネルギーヒーリングの一部が、単なる「感覚がある人の世界」ではなく、教育・倫理・継続学習・医療や看護との接点を持つ分野 として発展してきたということですね。
保険に入ることは「弱気」ではなく「当たり前の責任」
ここで、日本の方にとって分かりやすい比喩があります。
車を運転する時、誰も事故を起こそうと思って運転していません。
でも、自動車保険には入りますよね?
なぜなら、「私は事故を起こしません」と思っていても、実際には何が起こるか分からないからです。
もし、「自分は事故を起こさないから保険に入らなくていい」と言って保険なしで車を運転している人がいたら、どう感じるでしょうか。
私は正直、かなり無責任な印象を受けます。
ヒーリングもそれと似ています。
自分は誠実にやっている。
自分はきちんと学んでいる。
自分は相手を傷つけるつもりなんてない。
それはもちろん大前提です。
でも、自分が万全でも、相手が精神的に不安定な状態であったり、説明が誤解されてしまったり、関係性の中で思わぬ問題が起こる可能性はゼロではありません。
だからこそ、万一に備える仕組みを持つのは「弱気」なのではなく、プロとして普通のこと なのだと思います。
EMPAや関連保険の案内でも、保険は responsible practice(責任ある施術)、professional credibility(専門家としての信頼性)、安心して活動するための基盤として位置づけられています。
アメリカでは「プロなら保険を持つ」がかなり現実的
アメリカでは、プロとして活動する人が何らかの損害保険や賠償責任保険を持っているのは珍しいことではありません。
Healing Touch 関連の保険案内でも、professional liability、general liability、法的防御費用、和解金などが具体的に示されており、プロの実践者が保険で守られることが前提 になっています。
また、アメリカでは医療・統合ケア・民間実践のいずれでも、活動場所によっては保険加入の確認が求められることがあります。
これは一律ではありませんが、少なくとも「きちんとした場所で活動するなら、保険を持っているか確認されることがある」という感覚はかなり現実的です。
私が現在借りているサロンの在るビルの会社もきちんと保険などは確認し、毎年保険更新と共に提出することになっています。
アメリカで良い場所に借りようと思ったら誰もが必ず通る道です。
Healing Touch Program(ヒーリングタッチプログラム) 側でも、clinical setting (医療現場)での導入に際して policy and procedure(ポリシーと手順)、scope and standards(適用範囲と基準)、integrative care program(統合医療プログラム) などが整備されていることが案内されています。
つまり、保険を持っていることは、単に自分を守るためだけでなく、仕事への真剣さや信頼性を示す一つの材料 にもなるのですね。
私が属しており、教えているクォンタムタッチ団体もこの保険を紹介しています。
もし興味がおありでしたら私の紹介ということで$30割引きで加入頂けるリンクがありますのでそちらも紹介しておきますね。
日本のヒーラーがこの視点を知っておく意味
日本では、エネルギーヒーリングを学ぶ時に、
- どう感じるか
- どんな技術か
- 在り方や考え方
については学んでも、
- 仕事としての責任
- 守りの仕組み
- 保険
- 職業としての信用
まで含めて考える機会は、まだそれほど多くないかもしれません。
でも、これからヒーリングをもっと一般に広げていきたいなら、この視点はとても大切です。
ヒーラーが信頼されるためには、技術や感覚だけでなく、
- 倫理
- 説明責任
- 実務感覚
- 守りの仕組み
- 職業人としての意識
も必要になります。
EMPAのような団体の存在を知るだけでも、アメリカではそこまで本格的に考えられているのか と視野が広がると思います。
そしてそれは、日本のヒーリング業界が今後もっと信頼されていくためのヒントにもなるはずです。
信頼は「技術」だけではなく「責任感」からも生まれる
ヒーラーとして信頼されるために、技術や感覚が大切なのはもちろんです。
でも私は、それと同じくらい、責任感 が大切だと思っています。
- しっかり学ぶ。
- 練習する。
- 誇大表現をしない。
- 自分の限界も知る。
- 必要な守りを持つ。
- 万一に備える。
こうした姿勢があるからこそ、ヒーラーとしての信頼は深まります。
EMPAの話は、単に「アメリカにはこんな団体があります」という豆知識ではありません。
むしろ、ヒーラーという仕事を、もっと現実的に、もっと真剣に、もっと信頼される形で捉えるためのヒント だと思っています。
最後のまとめ
アメリカのEMPA(Energy Medicine Professional Association)は、エネルギーヒーラーやホリスティック実践者に向けて、専門職賠償責任保険などを提供する団体です。
EMPAは2008年に、Healing Touch Program の実践者たちが自分たちの仕事に合った保険を必要としていたことから生まれたと公式に説明されています。
その背景にあるHealing Touch Program は、ANCC継続教育認定、AHNA支持、100以上の病院や医療現場での実践、体系化された教育プログラムを持ち、アメリカではエネルギーヒーリングの一部がかなり本格的に発展してきたことが分かります。
そして保険という視点は、「事故を起こすつもりがないからいらない」のではなく、車の保険と同じで、万一に備えることがプロの普通の責任 だと考えるととても分かりやすいと思います。
関連団体の案内でも、保険は責任ある実践と職業的信頼性の一部として説明されています。
ヒーリング業界がこれからもっと信頼されていくためには、技術だけでなく、責任・保険・守り・職業としての真剣さ まで含めて考えることが大切です。
EMPAのような団体の存在を知ることは、その第一歩になるのではないでしょうか?